Whenever7月号、BAOさん神戸留学・頑張って

「日本へ留学に行った女性からの便り」

 4月のある日、以前の職場で勤務していた女性から下記の連絡があった。

内容:私は日本神戸に語学留学に行き、日本語を習得してから研究生になる。

彼女の計画は最初日本で語学を習得してから大学院に入学するという計画らしい。     

確か彼女は以前から日本へ留学に行きたいということを話していたかもしれない。

彼女には下記のお願いをしました。

日本に行ってから一ヶ月後にレポートを送ってほしい。内容は自由に決めてもらってかまわない。彼女から送られてきたレポートを下記に公開します。

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私が日本に行ってからの感想

時間が経つのは早いものだ、そろそろ日本に一か月くらい来ました。徐々にここでの生活に慣れるにつれて、私が日本で感じたこと(①②③)を皆さんとシェアさせて頂く。

 

  • 日本に来て、最初のイメージは、商品包装写真と現物の大きさはほとんど一致している。中国では多くのお菓子の包装に「图片仅供参考,请以实物为准」「画像は参考までに、実物に準じてください」と書かれているが、実際家に帰って分解してみると、実物と画像が全然違う。一方で、日本のお菓子の包装には「图片仅供参考,请以实物为准」「画像は参考までに、実物に準じてください」という文字が印刷されてない。日本のお菓子は真実で、包装写真と現物は1:1の比例となる。包装の写真を通じて、このお菓子の状況をよく知っている。お客様からすると、このような販売方法はどんなに便利なことか。

郷に入っては郷に従え、それぞれの国には異なる特色がある。例えば、中国にはシェアバイク、シェア車、シェア傘、シェア・モバイルバッテリーなどのものはかなり人気がある、公共資源を活用して、外出する時は何も心配しなくてもいいでしょう。最初日本に来た時、なかなか慣れない、日本のイメージとして良く受け止められる点の一方で、不便さも多く存在しているのが浮き彫りになった形だった。今はだんだんここの生活に慣れてきた。

  • 学校の先生の授業方法も違うと思っている。中国では、ほとんどの先生は順番によって授業するが、日本では、ほとんどの先生は導入式で授業する。例えば、文法を教える時、中国の先生はまずホワイトボードに文法を書いて、二つか三つぐらいの例文も書いて、引続き次の文法を教える。ところが、日本の先生はまず学生に質問する:「鮑さん、大久保先生はどんな性格の人ですか」「忘れっぽいと思います(笑顔^0^」」「そうですね、じゃぁ、今日の文法で文を作りましょう」「忘れっぽい大久保先生のことだから、重要なお知らせを忘れているだろう。」、その導入式の方法で授業すれば、すぐにこの文法を覚えられるはずでしょう。

     以上は私が日本に来てから最初のイメージであり、感想です。これからの日本生活を新鮮な視点で見ていきたい。

BAO 2022.06.18

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上記が日本に初めて留学して一ヶ月経過した中国人女性が記載した文章である。①②③共に鋭く中国と日本を彼女の視点から分析していると思った。私が20年前、中国に初めて留学した時、中国語を使ってこのような文章を書くことはできなかった。今でも書けない。

 私は2年半、日本帰国できてないが、日本に留学に行った中国人の視点で文化・風習・生活習慣・その他の違いをフィードバックしてもらえて嬉しい。そして異国の地(日本)で頑張る彼女を応援してあげたい気持ちになります。なんの後ろ盾も無く、個人単身で外国に行くことがどれだけ大変なことなのか私は知っている。世界経済が停滞していると言われている現在、一部の人達は自分で意思決定してアクティブに行動している。これだけの行動力があれば、彼女の将来は明るいと思います。躺平という言葉が中国で流行っているらしいが、一部の人たちのことなんですね。