広州市小学校、小学生が自己紹介カード作成?Guangzhou elementary school, elementary school students create self-introduction card?

 広州市の小学校では9月1日から新学期が始まる。息子の明俊は3年生から4年生となる。明俊は自宅で自己紹介カードを作成している。

中国語で自己紹介カードを作成。自分の写真(今流行の漢服を着ている。これも自己アピールのつもりか?)、趣味、特徴、などを記載している。

私の小学生時代にこのような自己紹介カードを記載下覚えはない。今は時代が変わって、SNSなどで自分から情報を発信する時代。小さいころからこうやって自分は何者なのかをアピールするのだろうか?

 日本の知人に日本小学校でもこのようなことをしているのか聞いてもらいました。日本のMさんの友達で教頭先生をされている方がいて下記のような回答が来ました。↓

(日本小学校の状況)中国のような自己紹介カードを前もって作成することは無いが、新学期が始まると順番に好きな食べ物、曲などをいったりすることがある。こうしなきゃいけないという決まりは無い。

(福建省小学校の状況)自己紹介カードを前もって準備することはない。

中国全土の小学校で統一して自己紹介カードを書いているわけではないと思う。(統一してできないだろう)それは現場の先生が自己判断で生徒にお願いしたことだと思う。私は個人的にはオリジナリティ、独自性がありとても面白いことだし、いいことだと思う。。生徒は社会的背景、家庭環境、経済的状況、生活習慣、特性、考え方などが違うだろうから、先生が少しでも生徒のことを知るためにやっていることだと思う。相手のことを知らないと管理(コントロール)するのは難しいだろう。

自己紹介カードの書き方をお母さんが指導している。
自己紹介カードを書いている。

 あと、一週間で夏休みも終わり9月から新学期が始まります。すでに小学校生活も後半に突入です。時間の経過は速い。私の残りの人生も減少する。貴重な時間を噛み締めて行きたい。

 備考:日本のMさんから「ギャングエイジ」という言葉を教えてもらった。ギャングエイジ(gang age)とは

ギャングエイジ(gang age)とは、児童の発達に現れる特徴の一つであり、児童が教師や保護者より友達を大切にし始める時期のことである。

 どうりで、最近親の言うことを聞かなくなった。それはこういうことだったのかと理解できた。日本のMさん教えてくれてありがとうございます。

この内容をプログで発表後、元同僚の中国人Zさんから下記の連絡が来た。

自己紹介カードは良い面、悪い面がある。

良い面:カードの人物のことを知ることができる。

悪い面:子供の両親などがわかった場合、先生により生徒に対する対応が違ってくるということ。両親が政府の偉いさんだと先生は子供を大切にする。

 うちの子供も学校で差別されているのかと思うと、やるせない気持ちになる。権力に人はなびくということですね。中国だとそれは日本よりも露骨に現れるような気がします。