20251104中国広東省の同郷の日本人Sさんと久しぶりに会食。
中国人の不正が原因で会社閉鎖の件を聞いた。
この内容は中国あるあるパターンなので共有したい。
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清溪O社に5年間いた女性に聞いたら、
Mさんという日本人が代表で管理していた。(最近日系企業閉鎖の人員が中国企業によく来る。)
設備、部品の発注時、賄賂要求は皆していた。(不正はしていた。)
1元のボルトを2元で購入してキックバック。
若い文員でも年20万元程度のキックバック。
日系企業よくある事例で私もなんども遭遇。
中国人社員は皆知っているが、上にクレームしても
対応しない。
対応しない理由:自分の得になるどころか不利益をこうむる。
正義心のある日本人でも見て見ぬふり。
こういうと元も子もないですが
最高経営責任者の日本人総経理の意思決定能力にかかっていると思う。
Sさんの回答
情報ありがとう
Mさんは工場閉鎖で赴任された最後の総経理なので、
工場をダメにしたのは前任者とかその前の総経理ですね。
前任総経理からは、利益が出て会社運営ができていれば、
多少の不正には目をつぶるという話を聞いたことがあり、
びっくりしましたが、では赤字に転落した時に不正を止めることができるかというとそれは無理な話で、強行すると予測しない波風が立ちます。
なので、黒字のうちにコツコツと不正ができない牽制の仕組みを作っておかないといけない、
今のうちにやらないと手遅れになりますよ、とアラームを上げてもピンときてない感じでした、
当時の総経理は結局、予想通り工場閉鎖になりました。
継続して利益がでてると胡坐をかきますよね。
現地社員が会社経費を肥やしにして軍資金を集め、
自分の会社を立ち上げて成功してる人も多いので、
日系ケ企業って、どんだけ騙されやすくお人よしなんだろうって思います。
結局のところ、岡田さんがおっしゃるように経営責任者の意思決定能力で、
経営陣に危機管理や新しい試みへのチャレンジする感性があるかどうかだと思います。
現状維持は衰退と同じで、利益出てるからと胡坐かいてたら良いものも悪くなると思います。
そういえば、S社時代に後任者向けに色々と書きましたね。
中国人管理手法、人材の育て方、改善アプローチ手法とか、後々赴任者バイブルみたいになってたようですが、あの頃と今ではまた違いますよね。
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岡田の考え
中国大陸における日系企業が閉鎖に追い込まれる原因はコスト競争に勝てないからとよく聞く。
しかし、本当の原因はコスト競争以前の問題:不正を正すことができない。
ではないだろうか?
不正を見て見ぬふりしている風土があるかぎり、技術品質改善は進まない。
日系企業で働く中国人も会社がなくなれば、雇用の機会を失うので、困るはず。
しかし、一個人の中国人は自分自身の利益を最大化させるように考えるので、
会社がどうなろうとも関係ない。(この考えは非常にドライだが、私はそう思っている。)
先手が大事だと思いました。
経費肥やしに資金ためて、悪質なのは会社の外部にサプライヤー設立し、
そこに発注するスキームもあります。
会社なら、子会社ですが、個人がそれをやると収集つかなくなります。
Sさんのお話を聞いて、予防的品質管理と同じだと思いました。
問題点は小さな内に対処しておけば、手遅れにならずもっと経営できたかもしれない。
がん治療と同じで、早期発見、早期治療が大事。
非常に考えさせられます。
Aさんからのアドバイス
不正を成敗するためには現地人に確固たる協力者が必要です。
管理者が中国語も勉強せず中国文化も理解せず、仕事も表面的で精力がなければ、尊敬もされず真の仲間はできず、結局事はなせません。
深圳Tさんの意見
協力者=犬 。反日 教育 知らん のだろな。協力者 に メリット なきゃ 協力 するか 。
昇進 賞与 、協力 金給与 待遇 違う 奴 と 現地 人 が 友人 に 成れる 訳 がない 。





