国銀金融租赁股份有限公司China development bank leasing financial co.,ltd 股份代码1606 配当金額発表(2021年末分)

とうとう「国銀リース」2021年度末の業績が発表された。
配当金額:0.09307人民元 なぜか、発表には0.9307/10株と記載されている。

中華人民共和国で会社登記している会社が香港株式市場で上場している場合もある。
この株式をH株というらしい。

人民元での配当金は税金10%も引かれて香港ドルに変換される。

1人民元=1.2香港ドル とすると

一株あたりに支払われる配当金額は  0.09307×0.9×1.2≒0.100香港ドル

現在の株価は@1.15香港ドル

配当利回りは0.10÷1.15≒ 8.7%

低くはない配当利回りです。

国銀リースはリース会社です。
中国の国営銀行がリース会社を作ったのでしょう。
China development bank leasing financial co.,ltd 
この英語名を見るとすぐにわかります。中国開発銀行の経営母体。
日本のメガバンクも子会社としてリース会社を持っている。●●●ファイナンシャルリース、、など。

国は違えど考え方は同じ様になるのでしょうね。
銀行がリース会社を作り経営しているということはリース業は儲かる業種なのかもしれない。
明らかに製造業よりも利益率は高いと思う。
昔、京都銀行頭取が大学に来てお話をしたことがあります。
「銀行業は他の製造業とは業種が違う。われわれはストックを活用して利益を出している。」

私はこの言葉を今でも覚えています。資本がある人は強いのである。
ちょっとやそっとの不景気ではびくともしません。
売上がゼロでもなんとか経営はできる。
特に日本やドイツ、中国のような国は銀行の力が強いと習ったことがある。
アメリカ・イギリスのような国は投資銀行が強いと教わった。
なぜなら、アメリカ・イギリスでは市場(ものを売り買いするマーケット)が発達している。
なぜ、市場が発達成熟しているのか?それは豊かだからである。
貧しい国は庶民の金を集めて、集結してまとまった資本として大きな投資ができる。

戦時経済体制の昔の日本では皆で郵便局にお金を貯金してそれを国が運用していたのです。
その名残があり、私も小さい頃祖父母から銀行はお金に預けなさいとよく言われたものです。
今は時代が変わり、銀行預金金利はゼロに違い。
リスクを覚悟して個人でも株式投資などをするのが正論なのかもしれない。
リスクを犯して行動した見返りは皆が享受できないが、一部の人は大きな富を手にする。
日本国内でも中世に活躍した商人はリスク覚悟で行動。これが近江商人だと聞いた。

リスク覚悟で中国に来ている人達もそれに通じることもあるだろう。

私個人が銀行のようにストックだけで生きていける日はいつになるのだろうか?
多分、いつかそういう日が来るでしょう。
人生は残り少ない、毎日毎日が人生最後だと思って生きなければならない。