12月11日、会社のI常務から工場男性作業者(年齢約40歳)の手紙を見せてもらいました。
手紙の内容を下記に示します。
●中国は男尊女卑の社会なので、男性人口の割合が多くて結婚できない。
●誰かいい人がいたら、お嫁さんを紹介してもらえないか?
●今度、日本に帰るときにI常務と一緒に日本に帰ってお嫁さんを紹介してもらえないでしゅうか?
●お嫁さんが見つかれば、この工場で定年まで勤務する覚悟はあります。
●私は湖南省○○○県の出身で、携帯番号は○○○、、、○○。ウイーチャットIDは○○○、、○○です。 よろしくお願いします。
私の個人的な感想
結婚したいという願望があり、実際に行動していることはすごいと思います。私の学生時代の同級生は結婚したいという願望はあるが、実際に行動が取れていません。まず、皆に自分が結婚したいということを知ってもらう行動に出たのはすごいことだと考えます。それも会社の常務に直に手紙を出して、お嫁さんを紹介してほしいという行動にでているのはすごい。
日本国内では結婚したいけれど、頭の中で考えて行動できない人がたくさんいると思います。このあたりの行動力は見習う必要有り。本人はもちろん日本語はできないのですが、日本人女性と結婚したいという願望があるのでしょう。だから、会社のI常務に一緒に日本に連れて行ってほしいとお願いしたのでしょう。
考察1:本当に中国は男尊女卑か? 女性のほうが気が強くて能力のある人が多いと思います。会社幹部でも女性がやっている場合がある。日本の会社で女性が幹部になることは一般的に少ない。女性が幹部になったら、ニュースになることもある。日本の方が男尊女卑かもしれません。
考察2:本当に男性人口比率が高い? 中国国家統計局 http://www.stats.gov.cn/ のデータベースには人口動態データが公開されています。外国人でもアカウント登録すると閲覧できます。下記は男女人口比率の表です。一部抜粋。
男性人口-女性人口=71351-68187=3164万人
(簡単に理解するためこのような比較をしました。)女性人口全員すべてが結婚したとしても男性は3164万人も結婚できない人がいる。日本の人口は12億人程度。日本人口の1/4の人口が結婚できない男性ということになります。これは大きな数字です。たかだか、数%男性が多いということでも数字で表すと大きな数字になることがわかります。
中国国営放送で東南アジア、ベトナムから花嫁が来ているという特別番組を放映している事がありましたが、内容は事実なのだと思います。どのくらいの花嫁が海外からきているのかはわかりませんが、、、、
国境の壁がなくなり、人々が自由に移動できるように今後なれば、ますます海外から花嫁が来ることになると思います。表現はあまり良くないですが、経済力があれば、海外からの花嫁はますます多くなると思います。
結婚して安定的に生活、仕事に打ち込むことができれば、4M変更がなくなり、会社の製品品質も安定するかもしれません。そのために会社総務部がお見合い斡旋をすることに今後なるかもしれません。^_^ 昔の日本の会社でも社員の結婚について上司が気配りして紹介するなんてことが有った、古き良き時代が有ったのは事実ですが、、、、今後中国での結婚問題はどうなるのか見守って行きたい。現時点で言えることは中国も日本のように晩婚化に確実になっていることです。