沙面島(Shamian Island)散策
沙面島(さめんとう)とは、中華人民共和国広州にある人工島。イギリスフランスの両国が居留地建設の為に起工し、1862年同治元年)に竣工した。 『ウィキペディア(Wikipedia)』
私が住んでいるところから比較的近く、週末は一人か、子供連れで散歩をしています。ここに来ると不思議ですが、中国ではないような雰囲気です。

 沙面島への行き方

その① 広州地下鉄1号線、黄沙駅下車後、徒歩で10分程度。

その② 芳村码头から船にのり黄沙码头下船、徒歩で10分程度。

私がよく利用しているルートはその②のルートです。

芳村码头から渡し船に乗船、10分程度で黄沙码头に到着、下船後、徒歩10分で沙面島に到着。
渡し船で移動中に運搬船に出会うことがある。広州は香港よりも内陸部に位置しているが、コンテナを積載した大型タンカーなども上がってくる。白いホテルはホワイトスワンホテル(白天鹅酒店)ホワイトスワンホテルは沙面島にあります。世界の要人も宿泊したこともある由緒正しいホテル。
スタバの左側にある沙面大道で有名な建物。本当に豪勢な作りの建物です。
スターバックス(星巴克)夜訪れるとライトアップされており、とてもきれいな雰囲気です。2階席もありかなり大きなスタバです。建築様式はルネサンス様式。(当時流行した建築様式)
沙面島と外界を分けている堀。左側の高架橋は広州内環状道路。
この建物は日本の横浜金正銀行の建物出会ったが、その後、中華民国の放送局の建物となったそうです。現在は台湾人の実業家がお洒落なギャラリーハウス・カフェとして改造して美術品、油絵などを展示販売しています。油絵は10万元程度。(本当に高い油絵です。)
美術品もすごいですが、当時の雰囲気が味わえます。当事1900年代は欧米列強がここに疎開地区を造成して欧米人、日本人が多く住んでいたのかと想像してみるとなんとも言えない気持ちとなります。
(Wikipedia) より、1938年10月当事の進出企業のリスト。日本の企業も多く沙面島に拠点を構えていることがわかります。当事も外国企業が広東広州を重要視していたことがわかります。

 沙面島は上記のようにかなり奥深い歴史を持っています。このプログで全てを書くことは難しいです。なぜならば、沙面島付近は広州の歴史において重要な建築物が今でも残されており、調べれば調べるほど、新しい発見があります。例えば広東十三行(博物館)、漢方薬市場、爱群大厦,教会、ホワイトスワンホテルの生い立ち、ジャーディン・マセソン・ホールディングス(Jardine Matheson Holdings Limited, 怡和控股有限公司),東インド会社、、、などなど。

 毎回、沙面島を訪れることで、新しい発見があり、当事の歴史をググって調べて、中国と世界の歴史を調べているところです。

 約10年以上に渡って観察していますが、現在は観光開発されて、以前よりも観光客が多くなっています。当事の古い建物なども改装して、お洒落なお店に変化していますが、当事の古いままのほうがいいという人達も少なからず存在していると思います。