中国でのSTEM教育熱は一時的なブームではない。
7月9日、広州珠江新城で子供のSTEM教育があった。

子供(6歳、11歳)のロボット・ドローン教室が週末土曜日に嫁の職場で開催された。
私の興味があったので、動向して子供のSTEM教室の状況を見学した。
 この教室は民間の教育機関が開催したもので、この体験教室が気に入れば、教室で勉強してくださいというもの。

STEMとは

S:Science

T:Technology

E:Engineering

M:Mathematics

それぞれの頭文字を取った言葉で、科学・技術・工学・数学の教育分野を総称した言葉です。

中国では国家の方針としてこの分野に力を入れていくとのこと。
世界的にそのような情勢でもあるらしい。
なぜ、この教育が大事なのかはわからない。
自分で手と頭を使って、何かを作り上げていくことは教育としていいことなのか。

実は私も小学校時代に学研の科学という教材で毎月遊んでいた覚えがある。
値段は忘れたが、その当時では安くはない金額だったと思う。

子供の時の教育が大人になったときにも影響を与えているのは間違い無い。
STEMについて考えてみるとこの教育内容は日本の工業高等専門学校(高専)での教育とかなり一致している。高専には30年前からロボット競技などがあった。エンジニアリング教育、ソフトウエア、力学(熱力学、流体力学、機構学、材料力学、4大力学)なども科目もあった。物理、科学、化学、数学にも多くの時間を割いて教育していた。
 私が子供にSTEM教育をさせているのは30年前に私が高専で教育を受けた影響なのかもしれない。

つい先日、下記の「家族の幸せ」の経済学という本を読んだ。といより現在読んでいる。

この本には夫婦間、子供の出産、教育など家族に関することが経済データとして紹介されている。
ようするに幸せになるにはどうするべきか?ということを過去のデータに基づいて説明されている本である。

現実的なところがあり、気落ちしてしまうこともあるのだが、興味があって読んでいる。
子供の教育についてはやはり教育環境は親が作ってあげないとダメ内容である。
子供だけでは教育環境は構築出来ない。
幼少期の教育は子供が20年後、30年後に大人個人の所得によって、現れてくる。
これはペリー教授の実験によって実証されている。FACT事実である。

これはある意味子供の将来に投資をしているとも言えるかもしれない。
子供は生まれたときは皆スタート位置についている。誰もがほぼ同じ能力。
その後高校などへの進学から古いにかけられて、子供の将来がある程度きまってしまう。

この過程においてリベンジは無いのかもしれない。
挽回するためには人生の大きな軌道修正をしてレールから脱線しなくてはならない。

中国も日本の社会もある意味、このようになっているのかもしれない。
日本の政治家、中小企業などをみると二世、三世が跡継ぎとなる場合が多々ある。
申し訳ないが、安倍さんもその一人と言えるかもしれない。
(個人的には安倍さんは正しいと思う。)

現実はこのような感じだが、個人的には自由で挽回できる社会が望ましい。
なぜなら、ハイエクの著書にもかいてあるとおり、管理統制された社会は好ましくないし、発展しないから。