会社送別会で関心した出来事。Events of interest at the company farewell party.

 2021年1月8日、に会社の品質部の担当者が退社するので、送別会が行われた。彼は会社に約5年勤務。品質部において必要な人材だ。しかし、彼は退社するという意思決定をした。中国語の言葉で「水往低处流,人往高处走」という言葉があるように、中国ではもっと自分の脳力を発揮させたいという人はあえて転職を選ぶ。それがいいか悪いかは彼のその後の能力次第である。

 彼に転職を思いとどまらせることができなかった会社上層部の責任もあると思う。さらに言うならば、転職したくない会社、転職するのが惜しい会社、魅力ある会社を構築していくのが経営層の努めだとも言えると思う。

 東莞である社長からこういう話を聞いたことがある。「経営者の役割は2つある。1つ目はは従業員の生活の質を向上させる役割。2つ目は会社の持続的な発展(売上、利益率の向上)。経営者のやることはいろいろな人達がいろいろなことを言っている。しかし、私なりに理解できる、納得できるのは東莞である社長から聞いたこの言葉である。

送別会も佳境を迎えてきたこの瞬間、同僚は退社する人あることを言った。

女性同僚:孫さん次に行く会社は私達と同じ業界だから、数億元 の商談案件を持ってきてくださいね。

 私はこの同僚女性の言った言葉について驚くとともに、中国人はスケールがすごく大きいことを言うなと思った。うちの会社の売上と比較してもすごく大きな金額である。半分冗談だろうが、半分はユーモアも含まれている。しかし、これぐらいの大きなことを言うのが中国人なのだろうと思う。

 弊社を初めて訪問してくださる中国系商社の人達の中には彼女と同じ感覚で話をする人もいた。「御社の製品はとても品質がよく、必ず中国市場で売り込むことができる。その時は弊社に御社の商品を販売させてほしい。必ず売ってみせる、売る自信が100%あります。私達は家族も同然ですから、、、、お互いに強い信頼関係、絆で結ばれている。」とまあこんなことを言ってくださるお客様もいした。しかし、一ヶ月経過してもなんの音沙汰もなしである。

 こういうことを言える社会は中国だけなのだろうか?日本人的感覚で言えば、話が大きすぎる。おおほらふき。と思われる。しかし、中国に住んでいて、最初のころは中国人の非常に熱い思いが伝わって来たが、今の私の場合、また同じことを言っているなという冷めた目でみるようになってしまっている。

 しかし、私は今でも中国はスケールを大きいことを言う人がたくさんいると思っている。それは夢があってとてもいいことだと思います。