
京都駅から徒歩20分程度にある京町家 小梅庵、ここを拠点にして京都鉄道博物館に行きました。周りはすべて民家のため、とても静かです。一晩だけですが、旅人ではなく、京都人になったようでした。

このお宿は私が10年前、香港の邱永漢先生のセミナーで知り合った日本人Kさんが開いたお宿です。お茶屋街にあった建物を今風に改装してお宿をオープンしたのです。
お茶屋とは=お茶を飲むところ。ではなくて、 江戸時代に芸妓が客をもてなす場として活用されていました。 武士は出入りが禁止されており、裕福な商人や町衆のみが夜な夜な集い、遊宴を楽しんでいたのです。しかも、清算は全て「後日払い」。お茶屋と限られた旦那衆と間の信頼関係で成り立つ、一見さんお断りの大人の社交場だったのです。 私の故郷の石川県金沢にもお茶屋街がありますが、内容は京都と同じだったんですね。
(余談)料金は後日後払いというのは本当にお互いの信頼関係が土台にあるからできる支払い方式です。信頼がないと料金前払いとなるわけです。海外で生活していると料金前払いが普通だと思います。商行為も信頼がない場合、前払いとなると思います。日系企業が何気なくやっている 掛売り、掛払いも双方の信頼関係があればこそできることだと思います。
よく寝ています。 二階の天井は梁が見えます。古民家、いい感じ。 裏庭がありました。 寒いのでこたつで猫のようになってます。 小梅庵さようなら。チェックアウト 京都駅前は寒かった。
まだ、インバウンドという言葉があまり知られていないときから、Kさんは京都に観光客が多くなるということを推測して、小梅庵を開いたのは脱帽です。私は一般庶民ですから、地道にこつこつお金を貯金していくしかありません。京都観光はこれでおしまい。次は故郷の石川県金沢に移動です。