3年ぶり石川県の実家に帰省。高齢化を感じる。

 2023年1月12日に石川県白山市の実家に帰省した。
帰省したといっても誰も迎えてくれるわけではなく、ただ単に実家に戻ったという感じである。
状況は家に親父が一人で生活をしているだけである。
このあたりのご近所さんはどこもこのようなものである。30年前はどこの家庭にも子供がいたのであるが、今は老人ばかり。子供会の行事も私が小学生の頃は盛んに行われていたのだが、今は子供がいないので、それほど行事は無いのであろう。
 小学生だと朝になると「集団登校」といって皆で隊列を組んで小学校まで歩いていっていた覚えがある。もちろん集団投稿は日本独自のものであろう。中国で「集団登校」は聞いたことがない。

親父は今年80歳、未だに車を運転している。本来であれば、車を運転して行くところも無いはずであるが、車を運転することが習慣になっているのだろう。
運転免許を返納することも伝えたが、どうしても車を運転しないと生活出来ないのである。
車を運転するということは足で歩くことは少なくなる。足が弱ると健康が良くはならないだろう。

人間は誰しも歳をとると自分の考えを変えたくない。それは理解できる。私も自分の考えをころころ変えたくはない。(時と場合による。逆にコロコロ変えるのも問題だと思う。それは臨機応変という言葉で表現されるかもしれないが、悪く言えば、自分の考えがない証拠。)

自宅から徒歩5分で竹松神社に到着。ここは変化していない。
国民の税金を注ぎ込んだジャパンディスプレイも今ではSHARPの工場となっている。この工場は生産しているのだろうか。
このあたりは本当に人がいない。歩いているのは私だけである。寂しいところだ。空は底抜けに青い。きれいです。
親父のスバル軽自動車。燃費は悪いは頑丈な作りらしい。

 1月中旬だというのに雪が降っていない。珍しい。こんなに快晴の冬というのも珍しい。
たまたま暖冬だったのだろう。
 近所の人に挨拶したが、すでに私が誰であるか覚えていない。無理もない3年ぶりに帰省、この22年間実家には住んでいないからだ。ご近所さんには昔はよく挨拶していたものだが、最近ではご近所さん同士挨拶もしないらしい。歳をとると挨拶もしなくなるのか?

 このあたりの高齢化は更に加速していく。若い人はどこかに行ってすでにいない。子供もいない。
多分小学校のクラスも昔は8クラスほどあったが、今では3クラスだけらしい。
人口が減少しても白山市は機能している。日本の社会は高齢化でもびくともしない。安定している。
山奥の村などはすでに限界集落となっているところもある。
 幸い私の実家はそこまではなっていない。
親父が亡くなったら、あの家はだれが住むのか?今のうちに準備をしておかなくてはならないと思っている。