「広州高専会」について

私は工業高等専門学校を卒業しています。

簡単に「高専」を説明すると日本の中学校を卒業して入学できる学校です。

なんと5年間も通学する必要があります。

私は中学卒業後、進学先を高校ではなく、高専に進学しました。

なぜ、高専に進学したかと言うと、

●高校と違って自由な校風がある。

●経済的にリーズナブル(学費がやすい。)

●比較的若いうちに専門的なことが学べる。

●コスパが高い。(早く就職できる。就職率ほぼ100%)

●寮があり、早く親元を離れて一人で生活ができる。

●男ばかりの世界でかっこいい。(?)

●15歳でバイク免許を取得できる。(?)

●親に高専に進学してほしいと言われた。

などなど、、、

広州に広州高専会というコミュニティーがあります。

このコニュニティーは私と横山さん、田渕さん、伊藤さんの4人で始まりました。

この4人のなかで、広州で中国人女性と結婚して比較的長く中国にいるだろうと思われる人間は

私しかいなかったので、私が広州高専会の事務局をやることになりました。

私を除き、その他の方の勤務先は上場企業に勤務する方ばかりです。

日本ではほぼありえないと思いますが、「T社、N社、H社」関係の方が集まると車関係の話で盛り上がることがあります。(比較的自由度有り。)

 基本的に校友会ですので、「日本の高専」に関わる話が話題になります。皆さん、いろいろな人生を歩まれています。人生とは仕事、結婚、未婚、離婚、蓄財、海外での生活、老後、幸せ、子供などなど色々あります。時々「女性問題」などの話題も出てきます。(^^)

 一つわかったことがあります。「高専」というキーワードで熱く語ることができるということです。それだけ、そのキーワードに皆さん思い入れがあるからだと思います。皆さん自分が卒業した母校に思い入れがあるのです。

よくよく考えてみると日本ではなくて、海外にいるからこそ、こういうコミュニティーを開くことができ、継続できているのだと考えます。

 日本のどこかで同じ学校を卒業した卒業生がちょくちょく集まることなんて絶対無理だと思います。日本にいるということは時間に追われて毎日が慌ただしく過ぎていくような感じがします。このような会に参加することは非常に難しいと思います。

この会が発足してすでに7年経過しています。いつまで継続して行けるのかはわかりません。

 こういう会合を開いて、有意義でいろいろな情報交換(表面的ではなく、DEEPな情報)ができるということは海外で勤務している人、海外で生活している人たちの特権ではないでしょうか?