河南省のスイカを大量輸送して広東省で販売。Mass transportation of watermelons in Henan and sale in Guangdong.(中文)在河南大量运输西瓜,在广东销售。

 最近、退勤後、散歩中にいたるところでスイカ販売している光景を見ることができます。

小さな軽トラで販売している場合もある。一切れ1元。軽トラ販売の形態は大都市でも見かけることができる。
20トントレーラーで大量に運んで販売している場合もある。大型トラックは大都市には入れない。

今年は500gで1元ぐらいらしい。お肉、野菜などと比べると重量あたりとても安いと思う。北方の河南省からのトラックが多いということは北方のスイカの方が安いということだろうか?

こんなにも多くのスイカが遠方より大量に運ばれて広東で消費されるということはそれだけスイカ販売が儲かる商売だからだろうか?スイカ販売の社長に聞いたところ、こんな仕事やっているのは仕方が無いからということである。他にやる仕事が無いからスイカ輸送販売の仕事(商売)をしているということらしい。

 本当にそうかはわかりませんが、中国人の国民性、風習からすると自分で企画して自分で商売するということの方がリスクはあるが、あっているのかもしれない。私の嫁のお父さんももう70才違いのにいつも自分でなにか良い商売がないか考えているようである。

スイカ重量40,000斤
売価 1斤=約1元 (1元=15円)
売上 40,000元 (河南省→広東省)
一ヶ月に3往復できた場合、3×40,000=120,000元
費用合計 100,000元
トラックレンタル費用 1万元/月
交通費 6,000元(一往復あたり)
交通費 3往復の場合、3×6,000=1万8千元
スイカ売上原価 60,000元(売上の50%)
親戚わかいあんちゃん人件費 6,000元(月)
その他経費 6,000元
利益 120,000ー100,000=20,000元(夫婦の利益)
上記の損益計算は私の推測、夫婦ふたりで一ヶ月2万元の利益を得られるのであれば、良い商売なのかもしれない。しかし、リスクはある。

 こういう商売を見ていると中国大陸は本当に自由に商売をしていると思う。日本国内でもこういう商売ができるのだろうか?私の子供の時はこういう商売もあったように思うが、現代では大型スーパー、地域の八百屋さんなどで、スイカを販売していると思うが、中国ではまだまだ個人で商売して販売している人たちが多くいると思う。

上記はスイカ売りの動画。よろしければ見てください。