2015年長沙市でマンション2件購入、開発会社倒産、不動産登記簿未取得、住民訴訟に巻き込まれる。In 2015, We bought two apartments in Changsha City, went bankrupt with a development company, did not acquire a real estate registry, and was involved in a resident lawsuit.

2015年に湖南省楊さんのすすめもあり、長沙市開福区郊外で2件のアパートを購入。購入した物件の見取り図は↓。

項目左(402号室)右(401号室)
建築面積(m^2)6589
①購入金額(万元)2636
②貸出金額(元/月)1,0001,900
概算 
年利回(%)=②×12/①×100
4.66.3
上記アパートの購入代金はすでに5年前に払込済みだが、開発会社夜逃げのため、不産証(不動産証明証)はもらえていない。困りました。不動産開発会社は約束を契約書の約束を守っていない。しかし、約束が守られないのが、中国ではよくあること。時間と余裕がある人間が最後には勝利する。
5年前、入居世帯はたったの5世帯。現在入居世帯は約20世帯。
友人の楊さんのお嫁さんと3歳の息子さん。幸せそうな家族だ。
入居世帯の井戸端会議、毎日晴れた日に集まって世間話しているそうです。
401号室を賃貸してくれているお客様にご挨拶。子供の学校通学のためにここに住んでいる。(中国語では陪读という)アパート入口に2,000人の生徒がいる小中一貫高(私立)ができてからいきなりアパートの住民が増加。
4階の401のベランダから見た様子。まだ井戸端会議している。(^^)

 見たところこのアパートの住民達はほのぼのとしており、平和です。しかし、皆、不動産証明証はまだもらっていない。ローンを組んで購入した人はもちろんもらえないが、一括で購入した人もいる。

 開発会社は不動産証明証を発行できないため、今まで下記の弁償を住民側に対して実施している。

●弁償金 1アパートに付き約10万円。

●1アパートに対し、冷蔵庫、クーラー2台、洗濯機、大型テレビ、キッチン、トイレ、洗面台、内装工事をプレゼントしている。

●不動産証明証が発行されるまで、アパートの管理費は無料。維持管理費がかからない。

以上のような特典があるので、住民達は今のところ静かにしていたが、去年年末にアパート住民が2,000元づつ出し合い、弁護士を雇って、開発会社相手に訴訟を行った。裁判沙汰である。この努力もあり、来年春節までには不動産証明証は発行されるらしい。

 何故、不動産証明証が必要なのか?

このあたりは5年前何も無いところであり、不動産価格も4,000元/m^2だった。しかし、最近は下記の変化があった。

●公共バス停が開設。

●長沙中心部から地下鉄が沿長されアクセスが良くなった。

●付近に国営軍事関係の会社や工場、企業ができ、人工がいっきに増加。

●アパート付近に私立小中一貫校ができた。

●付近の村、農村にはさらに住宅建設しており、人口増加が見込まれる。

以上のような理由によりアパート単価4,000元→6,000元に上昇。

そこで、炒房である。(房(家)を炒める(土地転がし))アパートの権利を売買して利ざやを稼ごうという人たちが出てきたので、不動産証明証が必要となる。

 私は不動産業者でも土地転がし屋ではないため、そのままこの不動産を保持していくつもりです。本当にこんなに簡単な考えでいいのか?いつも嫁と相談しているのだが、とにかく不動産証明証を得てから考えることにする。

 20年以上昔から中国の不動産バブルは崩壊するという話を耳にタコができるぐらい聞かされて来た。しかし、現実まだバブルは崩壊していない。バブルが崩壊してももともと安い部類の不動産なので、そんなに影響を受けないだろうと楽観的に考えています。先のことは予測できません。楽観的に見守るしかありません。

内陸部の地方都市長沙にはすでに地下鉄4本が開通している。長沙市都市の消費力は中国内で8番目の規模であるらしい。内陸部の大消費地である。さらに空港から高速鉄道駅(長沙南駅)はリニアモーターカーで結ばれている。なんでこんなところにリニアモーターカーが運行されているのかが不思議。香港、深セン、広州にもリニアはありません。
長沙地下鉄には地元の企業が製造(远大)が製造した空気清浄機が設置されている。
地下鉄車両には弱冷車なども設定。日本らしいとおもった。
地下鉄社長はもちろん地元の国営企業製造の車両。
20階から見た風景。左側の川が湘江である。この川は長江の支流である。こんな内陸だけど、水運を利用して海外にコンテナを使い輸出できる。
湖南省まで来ると沿海部とは違う雰囲気である。大陸的という言葉があっているような気がします。実はアパートを購入したのは湖南省で老後を過ごす考えがあったからです。ですから、価格が安いうちに購入したのです。この考えが正解か間違いかは将来の歴史が証明してくれると思います。