2015年に湖南省楊さんのすすめもあり、長沙市開福区郊外で2件のアパートを購入。購入した物件の見取り図は↓。
項目 | 左(402号室) | 右(401号室) |
建築面積(m^2) | 65 | 89 |
①購入金額(万元) | 26 | 36 |
②貸出金額(元/月) | 1,000 | 1,900 |
概算 年利回(%)=②×12/①×100 | 4.6 | 6.3 |
見たところこのアパートの住民達はほのぼのとしており、平和です。しかし、皆、不動産証明証はまだもらっていない。ローンを組んで購入した人はもちろんもらえないが、一括で購入した人もいる。
開発会社は不動産証明証を発行できないため、今まで下記の弁償を住民側に対して実施している。
●弁償金 1アパートに付き約10万円。
●1アパートに対し、冷蔵庫、クーラー2台、洗濯機、大型テレビ、キッチン、トイレ、洗面台、内装工事をプレゼントしている。
●不動産証明証が発行されるまで、アパートの管理費は無料。維持管理費がかからない。
以上のような特典があるので、住民達は今のところ静かにしていたが、去年年末にアパート住民が2,000元づつ出し合い、弁護士を雇って、開発会社相手に訴訟を行った。裁判沙汰である。この努力もあり、来年春節までには不動産証明証は発行されるらしい。
何故、不動産証明証が必要なのか?
このあたりは5年前何も無いところであり、不動産価格も4,000元/m^2だった。しかし、最近は下記の変化があった。
●公共バス停が開設。
●長沙中心部から地下鉄が沿長されアクセスが良くなった。
●付近に国営軍事関係の会社や工場、企業ができ、人工がいっきに増加。
●アパート付近に私立小中一貫校ができた。
●付近の村、農村にはさらに住宅建設しており、人口増加が見込まれる。
以上のような理由によりアパート単価4,000元→6,000元に上昇。
そこで、炒房である。(房(家)を炒める(土地転がし))アパートの権利を売買して利ざやを稼ごうという人たちが出てきたので、不動産証明証が必要となる。
私は不動産業者でも土地転がし屋ではないため、そのままこの不動産を保持していくつもりです。本当にこんなに簡単な考えでいいのか?いつも嫁と相談しているのだが、とにかく不動産証明証を得てから考えることにする。
20年以上昔から中国の不動産バブルは崩壊するという話を耳にタコができるぐらい聞かされて来た。しかし、現実まだバブルは崩壊していない。バブルが崩壊してももともと安い部類の不動産なので、そんなに影響を受けないだろうと楽観的に考えています。先のことは予測できません。楽観的に見守るしかありません。