中国新幹線内で二酸化炭素濃度を測定してみた。     I tried to measure the carbon dioxide concentration in the Chinese Shinkansen.
二酸化炭素濃度測定器を中国で部品調達して自作。上記測定は709PPM)        自分で1からの作成ではなく、下記のプログを参考にした。https://www.techscore.com/blog/2018/12/01/co2/
部品リスト価格
LCDディスプレイ 1個25
二酸化炭素センサー 1個98
arduino nano 1個15
ブレッドボード(試作用のPCB) 1個
配線用のハーネス 1セット
合計金額142
温度測定器とは違い、二酸化炭素濃度測定は結構面倒。アマゾンでもいろいろな物が販売されているが一万円以上するものもありとても高価であるため、自分の組み立て。

作り方は上記のブログに詳しく掲載されているので興味の有る方は参照ください。タオバオで部品を注文して作成、arduino nano の設定をパソコンかDL(ダウンロード)して作成。途中で面倒なところがありましたが、普通に素直にやればできるはずです。

 作ろうと思ったきっかけは室内の二酸化炭素濃度が勉強、読書などの効率を低下させるという記事を読んだからです。

CO2濃度について … 労働安全衛生の事務所衛生基準規則では、CO2濃度は5,000ppm以下と規定されていますが、空気調和設備により調整が可能な場合には1,000ppm以下と書かれています。 ちなみに学校の場合は、学校環境衛生基準に「換気の基準としてCO2は1,500ppm 以下であることが望ましい。

 せっかく二酸化炭素濃度を作成したので、自分のアパート、工場事務所、作業場、などいろいろな場所で測定。

測定場所CO2濃度ppm換気必要?
広州のアパート(リビング)1,200必要
高速鉄道2,312必要
工場事務所980必要
会社宿舎約700必要
基本的に換気しない場合、CO2濃度は上昇していくので、換気は必要。

 中国にいるとエアコンをONしている場合でも窓を開けている場合があり、省エネではないなと考えていたが、窓を常にあけて換気(常に新しい空気をいれている。)しているのは意味が有るのかもしれないと考える。自分と家族が住んでいるアパートもべランダの窓を開け、お風呂の換気扇を回して朝換気するように妻に説明した。ただ単に説明するのではなくて、CO2濃度測定機の測定値と一緒に説明することにより妻も素直に理解してくれた。

 なんだかんだ言っても長生きしたいので、少しでも知恵を絞って、良好な環境で生活してきたい。よくよく考えてみると中国人のほうが合理的、住居の換気をしているのかもしれない。

上記のCO2濃度の推移を見る限り毎年濃度は上昇している。外で濃度を測定したら、450PPM 程度あったので、自作した濃度測定機の精度に問題はないと思う。

 今後の課題としてCO2測定器を時系列で測定してデータをグラフにできるようしていきたい。プログラミングを調整して、Wi-Fiでデータをサーバに飛ばせば、できるはずだが、実際にやってみるのは難しい。考えるよりも具体的な行動有るのみです。