中国のビックマックは日本よりも高い。    Big Mac in China is higher than Japan

 結論:中国のビックマックは日本よりも高い。

これがビックマック↑
人民元は緩やかに価値を高めている。非常に緩やかです。これも国の政策なのでしょう。安定的に発展している。

ビックマック(巨无霸)指数をご存知でしょうか?だれもが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

ややこしい話はさておき三国のビックマックの価格を日本円換算してみると日本が一番安いことがわかります。現在、日本でビックマックを購入した方がお得です。日本になかなか帰国が難しい現在では日本よりも高いビックマックを購入するしかありません。(すみません、私は肯德基派です。)

 ④での計算はビックマック@を使って、為替レートを出してみる方法です。このやり方ですと1人民元≒16円程度なので、現在の人民元レートが元高だといえます。同じように米ドルで計算すると現在の米ドルは非常にドル高です。この計算方法は参考程度です。(④がビックマック指数)

 中国の中にどっぷりつかって生活していると中国の変化になかなか気づかないと私は思います。そのため、時々日本のモノの値段と比較するようにしています。

 冷静に中国元のレートを見て見ましょう。改革開放当初は1人民元=100円以上だったことがわかります。(当時、信じられない元高。)元と円の為替レートは2015年頃から緩やかに人民高です。邱永漢さんは約10年前にお亡くなりになっていますが、邱さんの本には元高になると予言されています。今思えば、その予言があたったということです。10年先の将来を的中されたのはすごいことだと思います。予想があたるかわかりませんが、私も時々、5年、10年先の自分が何をしているのかをない頭を絞って考察しています。

以前雑誌で読んだ記事で、自国ビックマック価格よりも高い国へ旅行で訪れてみると物価も高いと聞いたことがあります。極端な言い方かもしれませんが、中国に住んでいる日本人が日本に帰国したときにもしかすると安いと感じるのかもしれません。もうすでに2年半以上帰国していないので、わかりませんが、多分日本帰国するとそう感じるのではないかと思います。

 一時期中国の人達が日本に旅行に行き、家電製品などを爆買いしていたときがありましたが、あの時から、日本の物価は安くなっていたのかもしれない。

 もちろんすべて日本の物が安いわけではないと思いますが、これはビックマックに限ってのことではないと思います。本当に安くなっているのは現実だと思います。

 以前、中国人の嫁と子供の教育のこともあるし、日本で空き屋を購入し日本に移住しようと話していたときがありました。日本の地方都市、田舎に行くと非常に安い値段で空き屋が販売されているではありませんか。リフォーム費用はかかるでしょうが、その費用を鑑みても中国都市部でマンションを購入するよりも安いと思います。

 しかし、私の場合、本当に日本に移住して家族含めて幸せになれるかどうかは未知数です。

最近、私の身の回りで円安の影響を受けた行動が見受けられました。①②

  • 中国人Bさん(29歳、女性)が日本神戸に留学するという連絡があった。

   彼女に聞いたところ、以前から日本留学チャンスを狙っていたとのこと。

   常に円安の現在、留学費用(学費)はかなり安くなったと話していました。

   (この状況下で中国から日本に留学に行く決断はある意味すごい。)

  • 東莞在住のKさんはなんと人民元を日本円600万円に両替(レートは1元≒19.6円)して日本楽天銀行に送金。彼は今が両替の最適時期と判断した。国際送金にあたり中国の銀行に納税証明などの資料を提出、日本楽天銀行に中国側の国際送金レシートの提出をFAX送信など、いろいろ手続きが必要。非常に手続きが多かったが、無事に送金完了。
  • ②の出来事は偶然ではなく、為替レートの変動がBさん、Kさんの意思決定を決めさせたと私は思っています。これらのことだけではなく、中国・日本間の移動が活発になれば、日本での爆買いが再発するのではないかと密かに思っています。また日本企業の買収や資本参加、それに伴う国際間の人々の往来なども活発になると推測します。(え、すでにそうなっている?)