広州駅で切符発券と払い戻し。Ticketing and refund at Guangzhou Station.

 広州駅に行きよく列車の切符を発券しています。家の近くに場外切符売場なるものがありますが、一回の発券手数料は5元/枚 かかります。10枚発券すると5×10=50元。手数料を払って時間を節約してもいいのですが、日曜日朝、散歩がてらに地下鉄に乗車して広州駅まで行き切符を発券する場合があります。

 春節前の広州駅は人が多いです。まだまだ緊迫はしていませんが、広州駅を利用する人たちはかなり多くなってきています。

パスポートと発券番号(携帯表示)を見せて切符を発券してもらいます。

切符は無事発券してもらいました。あと、一枚払い戻し切符(退票)があったので、続けておねがいしましたが、払い戻しは7番窓口に行ってほしいと言われて仕方なく、7番窓口に行きまた最初から列に並びました。

 私が並んでいるとどうどうと私の前に割り込み(插队)する人がいたので、私も我慢できずに、彼に割り込みしないでほしいと伝えました。彼は悪気は無いという雰囲気で列の後ろに並びました。本当に20年前は私の中国語力もあまりなく、割り込みするなとは言えませんでしたが、今でははっきりと道理を言うことができます。しかし、未だに堂々と割り込みする人がいます。(現実)かなり昔、割り込みの人に注意したことがあります。注意された人は怒った雰囲気で自分が急いでいる理由を大きな声で私に言い、自分がいかに正当性があるかを説明しました。(本当にいろいろな人がいると思いました。)彼が割り込みをしたのは私だけにした嫌がらせではありません。確率の話になりますが、そういうことをする人が一定の割合で実在するし、それを許容するのが中国社会なのです。なんと寛大で許容力がありますね。

 日本のJR緑の窓口で並んでいる時に割り込みされたことは有りません。東京、大阪などの大都市で並んでいても割り込みする人を見たことは有りません。

 中国も昔に比べて割り込みをする人は格段に少なくなったと思います。なぜ、少なくなったのか? やはり中国社会のレベルが上ったからだと思います。

切符販売窓口の職員の食事時間が明確に記載してある。その間は販売停止なのだろう。
切符販売職員は交代で対応はしない。日本JRは販売停止はないと思います。さてどちらが働くひとに優しいのか?
広州駅の切符販売窓口は上記のように割り込み禁止の工夫がしてある。
回転軸の上にはよく見ると会社名とパテント(专利)番号が記載してあった。
左側(赤⇒)から窓口に割り込もうと人が来たが、回転軸の方向とは逆なので、侵入できないので、割り込みは不可。システム的にこのパテントはうまく機能している。

上記の写真のパテントはうまく機能している。割り込みは排除される。しかし、割り込みを寛容に受け入れる人情も排除されている。

 中国社会が冷たくなって来ていると感じるのは私だけでしょうか?