広州地下鉄は便利だが、毎回地下鉄に乗車する前に手荷物検査をされる。安全のためには必要なのは理解できるが、毎回毎回手荷物検査をされるのは時間がかかるので、みんなの時間がもったいない。(機会損失)
視点を変えてみれば、それだけ、危険な物を地下鉄に持ち込む人がいるかも知れないので、手荷物をチェックするのだろうと思います。飛行機の登場する時に手荷物検査をするのと同じですね。
時間がもったいないのは乗客だけではなく、荷物を毎回朝から晩までチェックされている方々も含みます。朝6時~夜11時ごろまで約18時間。
下記の表は地下鉄で手荷物検査をされ散る方々の概算人数。交代などを含めるともっと多い筈です。どのようなシフト勤務なのか不明のため、概算となります。
トータル勤務時間に直すと4,820人×18H=86,760H
これだけの時間を毎日消費して広州地下鉄の安全を守っているのです。私は以前、広州ダイソーで包丁を購入して地下鉄に乗って帰ろうとした時に地下鉄の荷物検査で捕まりました。結局、地下鉄には乗れずに、バスに乗って帰宅したということがあります。その時はかなり厳しくチェックしていると感じました。
話はそれますが、工場で製造される製品はどこの工場でも検査(外観検査)とをやっていると思います。抜き取り検査、全数検査などなど、、、検査をしても製品の加工による付加価値は上がりません。Ok品を出荷するという意味では品質は保証されるので、付加価値は上がると考えられるかもしれませんが、基本的に検査をしても付加価値は上がりません。
地下鉄の手荷物検査で本当に危険な物質を悪意を持ち、持ち込もうとする人は一日何人ぐらいいるのでしょうか?正式な情報が無いので、なんとも言えませんが、爆弾を持ち込もうとした人は今まで捕まったことがあるのでしょうか?
中国の大型連休になると地下鉄乗車の人が増加します。特に広州南駅では地下鉄客が多くなり、手荷物検査ができないときを何度も見ています。私だけでなく、多くの人が見ているはずです。
仮定ですが、もし、危険物を持ち込まない社会が100%確実に保証できれば、一日あたり4820人、 86,760H の時間は使用されずに他のことに使うことができます。(工場の製造現場でも同じですね。)