この20年間中国で働く日本人が少なからず病気になってお亡くなりになった事例を見てきている。
東莞の病院に以前行ったときに、日本人の中年から高齢者が入院している事例もある。
●山形県のH電機さんの広州工場勤務の秋田出身の工場長は2012年秋頃に健康診断時にガンが見つかり、三ヶ月後にお亡くなりになった。その方とは仕事以外でも時々、火鍋などを食べに行っていたことがある方だったので、突然のお亡くなりに驚いた。
健康診断で問題が見つかった時にガンであることがわからず、腰痛だと勘違いして接骨院に行っていたという。
早期発見であれば、対処出来たかもしれないが、既に手遅れ状態であった。
上記のような事例は中国広東省で働く日本人、私を含めて本当に気をつけなければならない。だれも自分の健康について気にはかけてくれない。頼るのは自分だけである。
●私がM社時代に教えを請うた鈴木さんは肝臓が悪く、日本から薬を持ってきて服用していた。2013年に鈴木さんは香港に行った帰りの上水駅で肝臓が悪く、プラットフォームで倒れてしまい、上水の病院に運ばれたが搬送中にお亡くなりになった。その後、病院から広州にいる私に病院から電話がかかり、日本の家族に連絡をとった。鈴木さんの携帯には私の番号が登録してあり、病院は私に電話してきたというわけです。その後、日本の家族に電話、奥様が電話に出てくれたが、既に愛情は無く、息子さんが香港迄来て遺体を処理した。この場合、親族だけが遺体を引き受けて処理できることを学んだ。他人はご遺体をどうにも出来ないのである。
●深センF社の工場の日本人総経理は2003年に日曜日に高速道走行中に内縁の妻と事故を起こし帰らぬ人となった。会社側は事故の状況を日本の家族(奥様)に連絡したが、奥様は信じられないといった感じで事故状況を理解していたらしい。
このようにどこで生きていようが、死亡するリスクは存在する。日頃の健康管理には注意したい。自分のためでもあるし、家族のためにも健康で継続して生きられるように常日頃から健康管理、体調管理には注意したい。それは中国人も日本人も同じである。
健康診断の結果は上記のように問題ないが、これだけで、健康なのかどうかはわからないと思う。自分の体は自分が一番知っているというが、最近年のせいもあり、30代の時のような元気がなくなっていると感じる。日々健康第一でこれからも限られた制約の中で頑張っていく。