20年前、中国に来た時、驚いたのが、日本と同じようにお年玉(紅包)を渡す習慣があることだ。さらに驚いたのが、子供だけでなく、会社(公司)では大人もお年玉をもらっているということ。
あのときの驚きは今でも覚えている。この歳(50歳)になるとお年玉を貰う側よりも、上げる側となっている。
余談ですが、子供の頃、お年玉をもらうと近所にある郵便局に定期預金していたことを思い出す。あのときの定期預金金利はたしか、8%程度あったように思う。今思へばすごく高い金利。2021年現在の1%にも満たない。日本の昔の子供は郵便局にお金を預けていたと思う。(私だけ、、?)現在の子供はどうなのだろうか?日本在住の方がいたら、教えてほしいです。
春節開けの2月16日(火)から会社で一部残業が始まった。今回、コロナ影響のため帰省自粛、帰省しない人も26人ほどいるためである。一部のアイテムの生産を前倒ししておく必要があるのも事実。
本日朝一番、現場で作業している人達に「新年好,辛苦了」と声をかけて、お年玉を渡した。これは会社から言われたから渡しているのではなく、私個人が意思決定して渡している。お年玉の中身は気持ちだけです。中身が少ないから怒る作業者はいません。彼らも私がお金を持っていないのをわかっているでしょう。W
実は昨日、お年玉を準備する時にお札が無いことに気づいた。今は全部、アリペイ、ウイーチャットペイなどで決済しているので、現金を手にする必要がなくなった。嫁に現金あるか?聞いてみたが、回答は無しである。その後、嫁はマンション一階の警備員に100元札を両替できるか確認。警備員はマンションの住人にお年玉をもらっているので、細かいお金を持っていて、両替することができた。そこで、わかったことだが、広州市内のマンション警備員がもらうお年玉の大半は10元、5元が一番多いということ。物価は上昇してもこのあたりは上昇していないんですね。
余談ですが、日本で子供がお年玉をもらって、郵便局に預ける習慣は日本が戦時体制のときに、政府が奨励していた名残だと聞いたことがあります。当時は子供のお年玉も戦争のために利用されていたんですね。それだけ、真剣だった証です。