なぜ?誇大表現、大ホラ吹きなのかについて

中国で生活している中において、特に大ボラを吹いてる人をよく見かけることがあります。はなす表現、数量、数などを非常に大きく話す人がいるということです。

以前から気になっていたんですが、出口さんが書いている「西遊記」という本の中にはそれは歴史的なものからそういったことになったんだという説明がかかれています。

話について大きく表現するということは、大陸的なおおらかさなどから来るものもあると思いますが,この本の中では、宋王朝がモンゴルに降伏して、その当時、宋王朝の軍隊などにいた人達は仕事を失ってしまいました。仕事を失った人達が何もしないわけにはいかず、モンゴルは本を出版することを奨励したということです。

本を出版するということは、一般庶民にも受けいれられるようにな内容にしなければなりません。すなわち面白くおかしく、興味を持って読んでもらえる内容にする必要があります。

それは講談のようなものになると思います。まあ、ちょっとした表現でも大きく大げさに表現することによって聞く人は興味を持って面白く聞くわけです。

大げさに話すということは、会社の売り上げに例えれば、1年後に5倍にするとか、そういったことを言うことになります。多分日本国内ですと1年後に5倍の売り上げにするということはなかなか言えないと思います。でもここ中国ではそういったことがよくあると思います。そういったことを言う人はそれだけ自信という裏付けがあるのだと思いますが、保守的、謙虚的に少なく言うことはない。少なく言うのは謙虚な日本人か?

出口さんの「西遊記」解説本にはそのメカニズムが詳しく上記のように説明してあります。
 私個人的には今までの疑念が晴れました。

こうやってブログに書くということも、まあ、その場限りでは忘れてしまうので、文字にして記録しておくことによって、私自身も後から過去のことを遡って考えるのに役に立つと思ってブログに記載しています。

何はともあれ、あの今までモヤモヤしてたもの・疑念などがなるほどと理解できましたので、個人的には満足しています。まだまだいろんなこと不思議なことが中国社会で理解できないことがたくさんあるんですけど、それは多分歴史的なこと、文化的過去の文化的なものからえー説明がつくんじゃないかなと1人でそう思っています。