中国で仕事上でのシステム・プロセス(流程)について

 私が中国で仕事をして感じていることがある。

それは仕事のシステム、プロセスが悪いため、ミスが発生するというものです。中国で業務上ミスが発生するとすぐにシステム・プロセスが悪いということを人々は言います。
 ここで言うミスは具体的に言うと「聞いていない、知らなかった。」という話であることが多い。日本からの指示、営業からの指示、客先からの指示などを工場内部で展開する場合、聞いていない、知らないということを発生させないために私は極力、紙に書いて伝達したり、電子メールなどで伝達するようにしている。

 中国人同士の伝言ゲーム、伝達のループを傍からチェックしていると中国人同士でも伝達がうまくできない事が多く見受けられる。人から人へ正確に伝達事項を伝えるのは大変なことである。なぜ、伝達事項が伝わらないのか?これはもうシステム・プロセスに問題があるというよりも人間同士、中国人同士のコミュニケーションがうまく行っていないからだと思う。なぜ、コミュニケーションが上手く行っていないのか?
 私は個人間の意思疎通がうまくいっていないからだと思う。なぜ、うまく行っていないのか?それは上司が上から目線で下に伝達しているからである。さらに突っ込んで言えば、嫌われているからである。嫌われた状態では情報にバイアスがかかって伝達されてしまう。最悪の場合、情報が伝達されない場合がある。(具体的にいうと聞いていない、言っていないなどの水かけ論に発展する。)
 上記のことはあくまで私の経験など、今まで見てきたことから述べた内容である。情報が伝達されない理由は他にもいろいろな理由があると思う。
 もし、中国での仕事上でコミュニケーションエラーのその他の原因があれば、教えていただきたいです。
 私個人の考えはシステム・プロセスが原因ではないと思う。