中国の高校で日本語を勉強する人は増えている。An increasing number of people are studying Japanese at high schools in China.

 最近、中国の高校で日本語を学習する人たちが増えているらしい。嫁の大学時代の同級生は高校で英語教師をしており、ときどき、話を聞くことがある。
 彼女の話によると高校生が日本語を選択して勉強するには理由があるらしい。
今の若い人たちは比較的日本の文化(アニメ、漫画、ゲーム)にふれる機会が多いので、かなり日本の文化に接する機会が多くて、日本に興味を持つ人達が少なからずいるらしい。
 だから、大学受験の科目として日本語を勉強する人たちが多いらしい。
本当かどうかはわからないが、昨日、中国国内のカフェに入店したときに、お店で流れていた音楽は日本人が歌っているものだった。(日本を離れて20年近く経過しているので、日本のなんという歌手なのかはわからない。)

とてもおしゃれな小さなコーヒーショプです。お店で流れているのは日本の曲。ここは日本?
本格的なコーヒーマシンです。

 以上のように日本の文化は中国にかなり浸透していると思う。
日本で中国の文化は浸透しているのだろうか?
もちろん、20年前と比べて中国の理解が深まっていると思う。しかし、日本にいるだけでは、中国のことを理解できないと思います。
私の能登半島にいる親戚に聞くと、中国ではまだ人民服を来て自転車に乗っている人が大勢いると考えています。


 なぜ日本人は中国のことを知るようになったのか?それは中国の経済力が大きくなったからだと思う。

中国の経済力が強大になっていくにつれて中国の一部の人達は海外にでかけて日本にもふれあってくるのだ思う。

日本のことが好きになり、日本のことに興味を持つようになれば、日本語を勉強する人たちも増えるのだろう。

唐の時代の中国は非常に政治がうまく機能しており、文化レベルも高く、シルクロードなどにより西洋の文化を吸収して、世界的に栄えた時期だと思っている。だから、日本から文化の高い国(中国・先進国)に勉強に来る日本人たちも多かったのだろうと思う。さらに言えば、中国が非常にうまく機能している時期に、日本は中国に学んで、いいものを日本にいい影響を与えてからこそ、今の日本があるとも言える。多分、遣唐使などを派遣していたのは事実だと思うが、中国がうまく行政できていない時代には中国に学びにくる日本人はいなくなったと思う。

 国力とは「経済力、軍事力、文化力」などであると中学時代の歴史の先生が言っていたのを今でも覚えている。
この3つがバランス良くなっている状態が上手くいっている。
 モンゴル帝国は経済力、軍事力はあったが、文化力があまりなかったので、国は滅んでしまったのだろうと思う。

国の栄枯盛衰は文化力

経済力のある国の言語を経済力のない国の人達が勉強するのが普通だと思う。
だから、日本では大学で中国語を勉強する人たちがおおくなっていると考えます。
 それではなぜ、GDPで日本を追い越した中国が日本語を勉強するのだろうか?
それは一人あたりのGDPが日本の方が高く、中国に近い国だからだと考えます。