東芝が買収される?

4月15日にニュースで東芝が買収されるかというを見た。
このニュースを見て思ったことは不変はないということ。

1988年8月の学生時代の夏休み一ヶ月間、東芝京浜事業所の原子力設計部、原子力水浸処理設計部門で実習していた。その時、東芝の人から聞いた話は東芝に入社したら、将来安泰であるということ。
 当時はバブル経済最盛期、将来については明るい展望を誰もが持っていた。
東芝は当時、福利厚生なども良くて、事業所内に体育館や日用品を販売しているスーパーなども有りそこで全てが完結するような感じであった。会社の食堂も外で食べるよりは明らかに安くて美味しくここで勤務する一部分の人達は幸せなんだろうと思っていた。
 
 実習期間中の一ヶ月は当時のお金で15万円が生活費として支給され、寮は東芝磯子にある社員寮(二人部屋)で住むことになった。社員寮には大浴場、食堂も完備されており、生活に不便を感じることはなかった。磯子から鶴見までの通勤は約一時間かかり、満員電車に押し込まれて通勤がこんなに大変であることを実感した。

 しかし、家電部門が美的に買収、半導体部門が外資に買収、本体の東芝も外資ファンドから買収されようとしている。東芝で勤務している人はどのように考えて毎日仕事をしているのだろうか?資本が誰に買収されようと毎月のお給料が入ってくれば問題ないのだろう。サラリーマンならばそのような考えも有りだと思う。

下記の2枚の写真は美的集団が建設した美術館。場所は順徳。この美術館は有名な建築家安藤忠雄が設計。
美術館の名前は「和美術館」、日本的なものを想像して見に行ったが、そうではなかった。
 「和美術館」はビデオ撮影してきたので、今度、動画サイトでアップします。
美術館の手前には美的集団のヘッドオフイスがある。

美的集団のヘッドオフィス↑ 近代的な建物だ。

 1980年代当時、日本人のだれもが、美的集団の存在をしらなかっただろう。しかし、今は日本人でも美的集団の存在を知っている。現実は誰もが認めざるを得ない。