生産拠点の国内回帰や多元化を日本政府が支援サプライチェーン強靱化へ。The Japanese government will support the return of production bases and diversification to strengthen the supply chain

本日、工場で週一回の製造会議があり、興味のある話が総経理より有った。

内容:工場作業者から日本政府が中国工場の移転にお金を出して工場を日本・海外に移転させることをしている。弊社は大丈夫か?ということである。

 工場作業者がどこでこのニュースを知ったのかはわからないが、日本政府のこのような発表は即座に中国語に訳され中国でも報道されたのだろうと思う。

 やはり現状ではコロナウイルスの影響で景気が下降しているのは事実であるから、これらの内容のニュースは作業者であっても注視していることがわかる。それだけ、中国と日本の経済関係が強いということである。

 なぜ、注視しているのか?もし、工場移転となった場合、仕事がなくなり収入が途絶えてしまい、子供の教育費、家のローン支払いができなくなり、問題となる。これは私にとっても切実な問題であります。

実際に東莞で倒産した工場は見たことは有りませんが、弊社工場の周囲でも2月の春節休みあけに創業せずに倒産した工場があることは知っています。中国人の情報収集能力にはすごいとこrがあります。(中国国内では中国人の天下ですから、情報収集能力があるのは当たり前ですが、、、、)

百度(Baidu)で 工厂倒闭 のキーワードで検索すると非常に多くの記事にヒットします。それだけ、中国人にとってもこの問題は重要であることがわかります。

↑これは中国で工場倒産で検索したら、出てきた工場倒産の写真である。

 私が体感的に感じていることは中国人は比較的落ち着いているように思います。日本国内のメディアをみているとコロナの影響で大きなダメージを受けているように報道されている。しかし、中国では飲食店業者が政府相手にデモなどを行っており、中国の方が倒産件数、経済的影響が大きいはずです。ですが、中国人は比較的落ち着いています。

 私の湖南省の友人、楊さんは日本にマスクを100万個輸出したが、政府の検査のため、荷物が送れない状況です。日本のお客さんからマスク代金を頂いているので、余裕があります。しかし、もし本当に出荷できない場合は代金を返金しなくてはならないと思います。どうにかなると思っているのでしょうか?DHLでマスクが出荷できないのは中国政府の政策が変化したからですが、政策の突然の変更は日本人の感覚からすると受け入れがたいものです。

毎回紹介している「中国論」http://naokisu.com/?p=17には下記のように記載されています。

中国日本
香港から日本へ船で行く場合の口交通手段ヨット豪華客船
リスク有無
台風で交通手段が沈没した場合自分でなんとかする。溺れ死んでしまう。
日々の環境リスク有り。不安定リスク少ない。安定
中国は上記のようにリスクのある環境に身をおいている人が多い。日々の生活から大きな変化に対応するような考えが身についている。どうにかなると思っている。日本人ほど深刻には考えない。

 一見すると日本人の方が安全なように見える環境でも、大きな変化に対する許容能力は中国人の方があるように個人的に考えています。本当に信頼のおける友達同士の助け合い、親族同士の助け合いなどは中国人の方が日本人よりも非常にあると思います。私はそれは中国の環境がそうさせていると思います。本当に困ったときに助けてくれるのが本当の友達であると考えているからだと考えます。

10年前にある中国人から聞いた言葉で今でも脳裏に焼き付いている言葉があります。「钱是朋友给的」この言葉を簡単に日本語に訳すと、お金は友達が持ってくる。になると思います。この言葉の意味は奥が深いと今でも感じています。

 話を始めに戻しますと日本政府がリスク分散のために、中国工場移転・分散を資金面で後押しすることは理解できます。とても合理的な政策だと思います。個人レベルで考えると私もリスク分散を考えなければならないのかもしれません。どんな環境でも生きていくことができれば、リスク分散になると思っています。日々の勉強が必要です。

中国人もリスク分散をみんな考えています。一つの仕事がなくなっても問題なく生きていくことができるように皆考えています。そのために中国の人たちは日本人よりも勉強していると感じます。