広州イオンで買い物。コロナウイルスの影響は?Shopping at Guangzhou Aeon. What are the effects of coronavirus?

2020年3月15日(日曜)広州市内のイオンに納豆を買い出しに言いました。イオン店内のテナント(サイゼリア・回転寿司)は営業を既に開始していた。3月8日から既に営業開始していたと店員は言っていました。

 店内のお客さんはまばらで店員は暇そうでした。しかし、一ヶ月以上も営業停止から、現在は既に営業していることは大きな変化点であある。中国人の人は安全第一で考えている。営業を始めたからすぐに食べに行くようなことはしない。なぜなら、保守的な面もあるからです。このあたりは日本人以上に石橋を叩いて渡っていると思います。ですから、私も彼らに習ってすぐには食べにいかないことにしています。

 湖北省も武漢市を除き、既に封鎖解除されている。(本日、以前の同僚から携帯に連絡が有った。)以前の同僚は孝感市(湖北省の市)を離れるときに地元政府から健康証明書を発行してもらい、健康証明書を持って広東省にやってくる。その後、健康証明書を広東省の政府に渡し、広東省の地元政府で管理するということらしい。

 健康証明書は湖北省地元政府が健康であることを証明しているという文面が書いてあるだけです。何をもって健康であるということを証明するのかはわかりません。しかし、このフロー(流程)が中国では大事なのである。

 工業製品を製造するときもフローは大事です。決められたことを、決められたとおりに製造する。しかし、決められたことは時々守られていないこともあります。規定はあるのに守られていない。

   2002年11月16日に、 重症急性呼吸器症候群(SARS). 流行地. SARSコロナウイルスによる全身性の感染症で、中国南部の広東省で非定型性肺炎の患者が報告されたのに端を発し、北半球のインド以東のアジアやカナダを中心に感染拡大 した。

 当時のことは皆忘れてしまっているし、当時から中国にいた外国人は少ないと思います。当時のSARS発生の原因は野生動物だと言われてきた。市場で野生動物の売買は固く禁止されたはずだが、今回の湖北省武漢市の市場では野生動物の販売が行われたいた。

 当時、2003年に規定されたことが今回2020年に守られていないことがわかったわけです。時間経過と共に忘れ去られてしまったのでしょうか?もちろん罰則規定は無いのかもしれない。(私はそこまで調べていません。(^^))

 中国に居て、気づくのは規定とは法ではなく、その時々の権力のある指導者が決めたこと、命令したことが法であるということです。規定があるのはもちろん中国の人々もわかっています。わかっているけど、規則を守って自分になんの得があるのか? 守らなかった場合、なんの罰則があるのか? ここが重要だと思います。

 日本と中国でしか働いたことが有りませんが、推測となりますが、他国でも中国と同じような状況かもしれません。世界的に見て日本国内が特殊すぎるのでしょうか?

 既に日本を離れて20年が経過しました。最近、日本から来たお客さんと話す機会があり、作業者のモラルについて日本の状況を確認したところ、日本でもモラルは低下しているということです。その方は現場の班長クラスの方で、日本の現場従業員のことを素直に本音で教えてくれました。日本の現場従業員も勤務中、トイレに行き携帯ゲームで遊んでいたりすることがよくあることです。その方は日本人であれば、誰でも知っている企業の方です。私はなぜかその話を聞いてホッとしました。