おっさん一人旅、冬酒田観光。One man winter sightseeing in Sakata.

　１月２５日、朝から酒田市観光をする。JR酒田駅内に観光案内所があり、酒田観光について教えてもらった。観光案内所のおじさんからすると私は運がいい人間ということらしい。

　運河いい理由：１月２５日（土）は酒田寒鱈（かんだら）祭りがあり、祭りを見て、寒鱈鍋を食べることができる。

１月２４日夜に酒田駅に到着、とても寒い。駅前のビジネスホテルに宿泊。プラットフォームには人が少ない。
酒田市のレンタル自転車を借りて酒田市内を移動して観光。山居倉庫（さんきょそうこ）に行き庄内米を集積保管していた倉庫を見学する。一見の価値あり。日本人観光客はいなかったが、韓国人観光客はいた。日本海側冬特有の曇った天気。（石川県と同じ。）
酒田の本間家については多くの説明があり、ここでは記載できないが、北前船で貿易をして財を蓄え、酒田の田畑を購入して雪だるま式に巨大な富を蓄えていったのだろうと個人的に思う。また個人の利益を最大化させるだけでなく、大地主として地域に対して多くの貢献をしてきたことも事実である。
  • 炊事場
  • お膳の片付け方法
  • 昭和天皇陛下も宿泊していた
  • 本間家本館の庭
  • 本間家金庫
  • 幕府の旗本も宿泊したいた
  • 和室は大きい
これだけ大きな和室は見たことがない。日本一の豪商といわれただけはあります。この建築物が今でも保存されているのは更に驚きです。館内で説明を受けた内容に本間家は現在でいう総合商社のような役割を果たしていたとのことです。要するになんでもやっていたのですね。
  • 酒田商店街のメインストリート
酒田は北前船の拠点港、上方の文化も文物も多く交易対象となり酒田に流入し、酒田の文化が形成されていったのだろうと考えます。日本海側の拠点としと北前船で結ばれていたことが原因かどうかわかりませんが、私の故郷である石川県と似ている雰囲気がありました。
  • 地元の人が寒鱈鍋を準備している。
  • 寒鱈を食べる人々
  • 太鼓を鑑賞。いい雰囲気。
  • 日本酒「初孫」ほろ酔い
  • なんと映画「おくりびと」のロケ地でも有りました。この映画はいい映画でした。
江戸時代にはここに多くの北前船が寄港していたのだろうか。（想像）
本間氏別邸庭園「鶴舞園」なんと昭和天皇陛下も皇太子のときにここに宿泊されたらしい。
舞娘茶屋　相馬樓、ここは吉永小百合さんがJR大人の休日でロケをしたところらしい。畳は紅色に染められ、赤くなっているのが特徴。竹下夢二も酒田に立ち寄り相馬樓に住んでいたらしい。ここには竹下夢二の美術館も併設されている。なぜ竹下夢二の美術館があるのか？理由は相馬樓のオーナーと竹下夢二のお孫さんの関係が理由ということらしい。
  • 相馬樓の中に竹下夢二美術館があります
  • 相馬樓入口
  • 襖の取っ手には九谷焼がつかわれている
  • 紅色の畳がきれい
  • 茶室の内装は金沢東茶屋街の内装を手掛けた設計士が手掛けた
相馬樓の入館料1,000円。1,000円で美人な舞娘さんが館内を１対１で案内してくれた。観光客が少なくてラッキーだった。酒田の本間家、歴史、裏話などをたくさん聞くことができ有意義でした。今回わかったのは竹下夢二は岡山県の出身だということでした。私は金沢出身だと思っていたが、それは間違いで、金沢出身の女性と東京で付き合っていたということらしい。

　一日で酒田の主要な観光名所を見学したが、正直一日だけでは不足です。今度また来てみたいと思います。酒田は歴史があり、奥深い街です。東京からはJRよりも庄内空港を利用したほうが便利だと思います。中国を離れて日本の和の世界にどっぷり浸かるのもいいです。非日常でリフレッシュできます。残念なことは相馬樓で美人でかわいい舞娘と一緒に記念写真を撮る時間がなかったことです。